「えっ、それってPLCメーカーの数だけ、フィールドバス対応マスフローをマスフローメーカーは開発しなきゃいかんの?それにどんな意味があるの?」 


こんなセリフをDecoはフィールドバスの説明に来てくれた友人に投げかけてしまいました。

それに対して、「意味はないな。」 と、その友人も冷静に答えます。

 

フィールドバス対応のマスフローを開発するコスト、そしてODVAのような組織への加盟とコンフォーマンステスト受験費用、各通信ネットワークを用いた専用製造設備投資、更に通信基板の在庫負担を考えると相当な額であり、それをフィールドバスの件数だけ必要になるのです。

 

マスフローメーカーからすれば、本来のマスフローの性能とは関係のないI/Oの問題なので「この通信規格だからマスフローの性能が上がる」という事は一切ありません。

つまりネットワーク機器としての付加価値は付けられても、マスフローの基本性能である精度や繰り返し性、応答性への付加価値はゼロなのです。

それにコストと時間を費やすことは、大半が中小企業であるマスフローメーカーにとっては大変厳しいのです。
そのようなシチュエーションで、Decoが当時の会社の社長に予算獲得のプレゼンをしたとしたら、経営者サイドとしては「この全てを開発するつもり?ターゲットの絞り込みはできているの?」と真っ先に聞いてくるでしょう。


当時から300mmウエハー対応半導体製造装置では、大きなシェアを持つUSの装置メーカーがDeviceNetTMを採用する動きでしたので、それに合わせるというのも手ですが、肝心の標準採用MFCは、今は亡きUSの某社に決まっていましたから、日本のマスフローメーカーで参入できるかは未知数でした。

当時、日本の装置メーカーではその動きとはまた異なる方向に動いていましたし、学生時代は試験の山を張ることが得意だったDecoでも、さすがにこの予測は難しいなぁと思えたのです。

結局は顧客のPLCメーカーの嗜好、地区や業界による好み等が複雑に絡み合うのですから・・・

 

「うーん困ったなぁ・・・」


Deco
の頭には、どう説明しても社長の怒鳴る姿しか浮かびませんでした・・・

仕方ないのでそのまま友人と飲みに行って、他愛ない話をしていたのですが・・・

突然、ふと良いアイデアが浮かんだのです!


「あ、そうだ!こうすればいいかも!」


181106
【出典:ブロンコスト・ジャパン()

 

<つづく>

 

マスフロー徒然日記 by Deco EZ-Japan