一過性脳虚血症(TIA)

”TIA発症後90日以内の脳梗塞発症例のうち約半数は、TIA発症後48時間以内に発症した。
メタアナリシスによると、TIA発症後90日以内に脳卒中を発症する危険度は15~20%であった。
TIA発症平均 1 日後に治療を受けた場合、90日以内の大きな脳卒中発症率が2.1%となり、平均20日後に治療を受けた場合に比べて90日以内の大きな脳卒中発症率が80%軽減され、入院期間の短縮や入院経費、さらに 6 か月後の後遺症が軽減した(The Early use of eXisting PREventive Strategies for Stroke study:EXPRESS)”

脳卒中治療ガイドライン2009より引用

このブログでも触れましたが、改めて現在医学の見解を読んで頂くと、一過性脳虚血症(TIA)は、脳梗塞へかなり高い確率で発展する病気で大変危険だということ、早期の発見と治療でその後の脳卒中発生確率が大きく変わってくるということがわかります。

・激しい目眩
・激しい頭痛
・ろれつが回らない
・言語の喪失
・物が二重に見える
・片方の手足のマヒ


これら症状があったら注意が必要です。
一過性の名前の通り1時間以内に症状が軽減されてしまうのですが、それは脳梗塞に発展する前にラッキーなことに血栓が流れ去り、脳細胞への血液供給が再開されたからです。ここが運命の分かれ道なのですね。

Decoはまさしくそれで命を拾いました。
それでも、その後の手足のマヒという後遺症には苦しめらましたし、リハビリで日常生活は送れるようになりましたが、握力は完全には戻らず、重量物を運ぶような作業は一生できないと思われます。
これが右手足なら自動車の運転もできなくなったかもしれません。
また、梅雨時の気圧が不安定な気候だと、メニエール病との相克か?リハビリで動くようになった手足も調子が悪く、痛みやしびれで動かしづらくなってしまうなどの不自由に見舞われます。

「なんか調子悪いけど、少し寝てればいいか?」
と、Decoも思っていた時期がありました。
でも、それは恐ろしい病気の前兆で、身体が発したSOSだったのかもしれません。

自分を守れるのは自分だけです!
些細な変調も見逃さないようにしましょう。
そして、積極的に医学の知見に触れましょう。


そして、いざ発病したら貴方の味方は自分自身と家族しかいません。
「病気になったのは貴方の自己管理の問題だ!」
「できる人なのに惜しいねぇ」

そう言って会社や、利害関係だけで繋がっていた人間は踵を返して去っていきます。
長年友人と思っていた人の本性を見ることになるかもしれません。

でも、諦めてはいけません。
貴方と貴方を支えてくれる家族のために、どんなに苦しくても、どんなに惨めでも、前を向いて病を癒すことに努力してください。
病魔を招いたのが自分なのかもしれません、でも奇跡を起こすのも自分なのです!


この記事で「一過性脳虚血症との闘病日記」の一区切りとさせて頂きます。
Decoにはまだメニエール病という厄介な病気もありまして、そのことに関しては別の記事でお話しさせて頂くつもりです。