EZ-Japan BLOG since 2017 真・MFC千夜一夜物語

EZ-Japanブログは、真・MFC千夜一夜物語という流体制御機器=マスフローコントローラ(MFC)の解説記事をメインに、闘病復帰体験、猫達との生活が主なコンテンツです

闘病リハビリ日記

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その10

期待した病状の解析進展の手がかりは、大学病院では評価してもらえませんでした。

3週間後の下半身MRI検査も期待できないなぁ・・・と思いつつ、このまま一生片足が不自由になってしまう自分を想像して、気がつくとネットで杖を検索してしまうような日々になってしまいました。

それでも、自分で治すしかないという思いからリハビリに工夫を加える事にしました。
知り合いの靭帯を痛めた方や、股関節脱臼などで手術された方がリハビリにプールを使っておられる話を思い出したのです。

「左足の血圧が右より高いのは、なにか血が流れにくい要素があるのではないか?」
                  ↓
「寒くなって朝夕左足が冷たい気がする。寒さで更に血が流れにくいのに、無理に動かしてもだめでは?」
                  ↓
「だとしたらお風呂のお湯で暖まった状態で、なおかつ水の抵抗を負荷にして足を伸ばしてみたら?」



ということで、毎日のリハビリ運動(ルームバイク)の後にお風呂に入るようにしました。
と、言っても動かない左足でお風呂に入るのは、なかなか大変なのですが、我が家のお風呂は親が来たときのために浴槽内に手すりが付いり、浴槽の一部が半身浴ができる腰掛け状になったタイプにしてあったのが幸いしました。
(なんでも自分自身が不自由にならないと、ありがたみがわからないものですね。)

お風呂にも暖房を適度に入れて、温めのお湯につかって、半身浴でまず足を蹴り上げる動作をしてみました。
足を前に踏み出せないわけですから、いくら頭で「動いて!」考えてもやっぱりうまく動きません。
仕方ないので左足を右足で押し上げる補佐をしてやってみます。

次は、平泳ぎの足の動作に似た動きで水面を蹴る(と、言うより押す)動作を繰り返します。
これも右足ほど上手く伸ばしきる事ができないし、戻すのも一苦労だったのですが、慣れれば回数をこなせました。

専門的に見たらどうなの?という事をやっているのかもしれませんが、本人としては「深刻ではないから」などと言ってられない状況だったのです。なんとか足を動くようにしないと年末で休職期間を打ち切れれてしまうのですから。

そんな懸命の努力で、少しでも足が前に出るようになってきたある日、その努力を裏切られるような出来事が起きたのです。

それは「人生とは?友人とは?」を再考しなくてはいけないような出来事でした。

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その9

12/5に家内に仕事を休んでもらい、朝から車に乗せてもらって向かいました。
紹介された大学病院は、前から所在は知っていたのですが、とてもきれいな施設でした。

そこで、紹介状を出して待つこと1時間くらいで診てもらえました。
今までの事象を説明し、足が動かないことを訴えたのですが、帰ってきた言葉は

「3週間後、下半身のMRI検査をしましょう」

これで終わり・・・

3週間後に検査といえば、もう師走も押し詰まってます。
会社に報告する見通しを立てなくてはいけないのに・・・

なんとかならないか?お願いしたのですが、

「深刻な症状じゃないですし・・・」

と、言われました。
確かに明日の命を心配される患者さんと向き合っている医師の方々からしたら深刻ではないのでしょうが、
足が動かない、500mも歩けないというのは、仕事を再開する上で大きな問題なのです。
事務職と違い営業職は、それこそ車で営業に出ても、お客様の構内を歩いたり、階段を登ったり、結構足を使います。(足で稼ぐとはよく言ったものです。)

しかも、今の仕事は重たいガスボンベをトラックに積んで運ぶような仕事まで、営業の仕事以外にヘルプで対応しなくてはいけません。こう言う仕事は若い子がやってるのですが、入っては辞め、入っては辞めを繰り返し人が居着かない会社で、「僕は営業ですから」などとは言っていられない状況なのです。

家内に話したら「大きな病院だからね」と言われましたが、釈然としません。
そして、前回お話ししたABIでの結果と足の不調の関連性に関する見解にも自分とは大きな隔たりがある事を、会話の中で薄々気がついていました。

すいません・・・
今まで職業柄、海千山千のタフなネゴシエーターを相手にしてきたお陰で、目の前の人の思考の行き先がわかるんです。

「もう自分で治すしかない。で、なければ一生このままだ・・・」

3週間後の検査内容を確認しながらも、帰り道の助手席でそう決心したのでした。

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その8

毎日のリハビリメニューはこんな感じでした。
距離を稼いだときは20kmほど漕いでます。
ちょい頑張りすぎたか?後半足が痛かったと当時の日記に書いていますね。

(11/14の記録)
・ルームバイク 
負荷:軽
距離:20km
時間:36分

・ハンドグリップ(左右)
負荷:軽(青グリップ)
回数:20回×4

負荷:中(黒グリップ 閉じきりからのゆっくり開き)
回数:3回×3

血圧
上:収縮期血圧135mmHg 下:拡張期血圧85mmHg

でも、この頃には結構な距離を漕げるようになって、ちょっと先が明るくなった気がしていた頃です。
足も前に出るようになってきて、もう少しで!と思っていました。

ところが、2021年は夏は酷暑でその影響か暖かい秋だったのですが、11月下旬からは急激に寒くなってきたのです。
そして、ある寒い朝から足が余計に前に出なくなってしまったのです。

その前日に休職中の傷病手当金の支給書類を医師に書いてもらい、急ぎで会社に出さなくてはならなくなり、家内も不在だったため、足を引きずって病院→郵便局→自宅を二往復したのですが、さすがに途中歩けなくなってしまいました。電柱に寄りかかって休んだりしながら自宅まで帰りついたのですが、それが足に悪影響だったのか?それともリハビリを焦りすぎたか?恐らく両方でしょう。

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今から思えば、この前に会社の社長が見舞いに来てくれて、「経営情勢が厳しく、休職は12月末までしか認められないと思うので、それまでに復帰できるか、身体の状況をみて連絡して欲しい」と言われた事もあり、また色んなお客さんとの仕事が中途半端な状況になっている事もあり、心の底に大きな焦りがあったのは否定できません。

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医師に相談し、足の動脈硬化を計ってもらいました。
四肢に血圧計を巻き付けて行うbaPWV検査とABI検査です。

その結果、血管の硬さ(baPWV)は1500前後で、年齢の割にやや硬めだそうです。
続いて血管の詰まり(ABI)を診てもらったところ左右で値が大きく異なりました。

130322_01.jpg


どちらも正常範囲ではあるのですが、右足が若干血管が詰まり方向なのに対して、左足は血管自体の硬化で値が1.4以上だと血管の中膜石灰化が懸念されるとのこと・・・

正直、動かない左足と正常な右足で素人考えだと逆の傾向かと思っていましたが・・・
左右で値が異なることが、この障害の原因を探る何かのヒントでは?そう考えて医師から大学病院への紹介状を
書いて頂きました。

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その7

一過性脳虚血で倒れて1ヶ月、左手の動きはほぼ元に戻りました。
ほぼというのは、あくまで日常生活レベルにという事です。
この日記を書いている現在でも、倒れる前に完全に戻ったかというと、握力・反応速度・器用さの点においては残念ながら元の7~8割かと思います。特に細かい動きは苦手になってしまい、趣味の模型作りで細かいパーツを左手で保持しながら、面相筆で塗るような作業は左手が思うように微調整できなくて無理です。
色んな作業をしようとしても、やはり左手の握力不足がネックですし、急に戸棚から小物が落ちてきたしても、左手ではキャッチすることができません。

それでも日常生活や、前の日記でお話しした特殊なキータイプの癖のおかげで、PCを使って資料を作ったり記事を書くのには問題が無くて良かったです。これが利き手の右だったら・・・と思うと、ゾッとしますね。

さて、残る左足は相変わらず、前へ踏み出す事ができません。
なんとかリハビリしなくてはいけないのですが、なにせ歩くのも左足をひきずって500mくらいがやっと。
あまり無理をすると、庇っている右足と腰が痛くなって動けなくなってしまう体たらくです。

でも、不思議な事に左足は上下運動はできるのです。
そこでリハビリの為に、埃かぶっていたルームバイクを引っ張り出して、漕いでみました。

130313_01.jpg

このルームバイクは、タイマー、スピード、消費カロリーを液晶表示できる安くて怪しい中国製を購入したのですが、なんとなくヤバげな(オイルで表面がぬるぬるしてた)樹脂部品を取り払ったり、強度アップして我が家へ受け入れできるレベルには改造したものです。

おそるおそる漕ぎ出してみると、うまくできそうです。
回転運動なので右足から回せば、慣性で左足も回転方向へ動いてくれるのです!

最初は10分ゆっくりからはじめて、15分、20分と伸ばしていきました。
11月の中旬には、毎日30分 15km、調子がいいと20kmほどこぎこぎできるようになりました。
それにつれ左足も前に出せるようになってきました。

手のリハビリも続けていて、青グリップ 回数:30回×3セット 黒グリップ 閉じきりからのゆっくり開き 回数:3回×3セットをこなせるようになってきました。

11月中旬までは、なんとなくこれで左足も歩けるようになるよ!という楽観的な考えでいたのですが・・・

闘病リハビリ日記~病は気だけじゃ治らない~ その6

2週間が経過した10/10の時点で、血圧は低いときでも収縮期血圧150mmHg 拡張期血圧100mmHgのラインを切ることはありませんでした。

まだ一過性脳虚血(TIA)の管理基準値 収縮期血圧≧140mmHgまたは拡張期血圧≧90mmHg を下回ることは無く、危険水域にあったと言えます。

降圧剤の効果がなかなか出ません。今までも高血圧で治療をしたことはありますが、1週間たたずに効果が出てきたのですが・・・
手のしびれはじょじょに回復してきたけど、左足は引きずったままでした。
リハビリで始めた、グリップを左手を右手で包むようにして、右手の握力でゆっくり押してやって閉じ、今度はゆっくり右手の力を緩めて開いていく・・・この動作を毎日繰り返しますが、特に進展はありません。

この間に「会社を長期休むするに当たって引き継ぎ書を書いてくれ」との依頼が来たので、体調のいい時間にキーボードを叩いて作成してました。

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幸い僕のキータイプは思いっきり我流なのです。
右手でキーの7割を打ち、左手の人差し指と中指でQWEARASDFZXCあたりを打つ変わったやり方だったのが幸いしてキータイプはできないことはなかったのです。
でも、今から思えば、そんな事をしてる場合ではなかったですね。
仕事と命を天秤にかけてはいけません。
その時は、会社やお客さん、取引先に迷惑をかけないようにと言う一心でしたが、後から聞けばそんなに活用されていなかったようですし(苦笑

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突然、血圧が管理値付近まで下がったのは、10/22頃でした。
不思議なことにそれと同時に左手に握力が戻ってきたのです!

正確には「薬指・小指に力が入るようになった」ということなのでしょうが、今まで右手のアシストがないと軽いグリップも閉じられなかったのが、いきなりすんなり閉じることができるようになりました。
動かない指を毎日右手でサポートしながら閉じて、開いてを繰り返した効果でしょうか!

医師によると「血栓がまだどこかで残っていた為ではないか?それが血栓をできにくく血液をさらさらにする薬の効果もあって抜け落ちたから、急激に低下していったのかもしれない」とのこと、それに伴い手の障害に関係ある箇所の機能も修復されたのかもしれません。

ともかくこの1ヶ月で危険水域を抜けたと言えましたが、最低3ヶ月は安静にした生活を送らないと、脳梗塞再発のリスクもあります。なにより左足はまだ引きずったままです。

でも、この時は手がそれなりに動くようになった事がうれしくて、「左足もこの調子で治るだろう!リハビリ続ければいいことあるよね!」と楽観的になっていたのでした。

まさかこの後、3ヶ月に渡り足が動かないとは思っても見なかったのです・・・
EZ-Japan(イージージャパン)Deco こと 黒田です。 2014年6月開業です。流体制御機器マスフローコントローラーを中心に”流体制御関連の万(よろず)屋”として情報発信しています。 日本工業出版「計測技術」誌で”マスフロー千夜一夜物語”の連載中です。
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