EZ-Japan BLOG since 2017 真・MFC千夜一夜物語

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EZ-Japan ここでもう一押し!

ユーアイニクス(株) 感染症予防に役立つ換気チェッカー「KC10」を新発売!

久しぶりの”EZ-Japan ここでもうひと押し”のコーナーです。
今日は久しぶりに、ユーアイニクス(株) (大阪府堺市)のユニークな新製品:換気チェッカー「KC10」を御紹介します。

ユーアイニクス(株)さんといえば、MFC(マスフローコントローラー)やMFM(マスフローメーター)の流量表示器や専用電源を作っておられるメーカーさんとして、Decoも何度かこのコーナーでご紹介してきましたが、今回はそこからうって変わって、巷を騒がせるCOVID-19 (新型コロナウイルス)による感染症予防の為の避けるべき三密の一つ”換気”の目安となる換気チェッカー「KC10」を開発されて、発表されました。

以下HPからの引用です。

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新型コロナウイルスの感染予防対策として、換気はとても重要です。
 政府からも感染予防として室内の二酸化炭素の濃度を1000ppm以下に保つことが推奨されています。 換気状態を見える化するのが「換気チェッカー」です。

設定不要ですぐに使える
換気チェッカーは電源を入れればすぐに使えます。
難しい設定は不要です。

360度どこからでも色の識別が可能
三色の色の変化で換気状態をお知らせします。
360度どこからでも色の判別が可能なので視認性に優れています。
換気状態を適切にコントロールできれば、窓を開け続けて寒さや暑さに耐える必要はありませんし、冷暖房にかかる電気代の節約にもなります。
また、眠気防止や作業効率が下がることを防ぎます。


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NDIR=Non Dispersive InfraRed

NDIR方式はNon Dispersive InfraRed(非分散型赤外)方式の略で、二酸化炭素が赤外の波長の光を吸収する特性を利用しています。
高い精度、高い信頼性が特徴です。
必要換気量を満たしているかを確認する方法として、二酸化炭素濃度の計測を推奨している厚生労働省もNDIRセンサーが扱いやすいとしています。
換気チェッカーが採用しているNDIRセンサーは自己校正機能が付いているため、校正の必要がありません。
余計な手間がかからず、メンテナンス性に優れています。

引用ここまで




Youtubeに動画も上がっていますので、ご参考まで。(音声が出ますのでご注意を!)

新型コロナ対策だけの為ではなく、部屋のCO2濃度を維持管理する事は、各法律で定められています。

ビル衛生管理法では、延床面積3,000平方m以上の建物は、室内のCO2濃度を1,000ppm以下で維持管理するよう書かれています。
労働安全衛生法事務所衛生基準規則では、CO2濃度は5,000ppm以下と規定されていますが、空気調和設備により調整が可能な場合には1,000ppm以下と書かれています。

この換気チェッカーは、在宅勤務が主体のDecoも使ってみたいなぁと思える一品ですね。
興味を持たれた方は、EZ-Japan Decoか、ユーアイニクス(株)さんHPまで!

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新製品 圧力ポンプ その1

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、ブロンコスト・ジャパン(株)さんにもずいぶんご無沙汰だなぁと思っていたある日、ブロンコスト/マスフローのBlogで「新製品 圧力ポンプ」という記事を見かけて、早速資料をもらいました。

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【出典:ブロンコスト/マスフローのBlog より】

ブロンコスト/マスフローのBlog 引用開始)
モデルは3種類ラインナップ:
①1μL/min から 3,000μL/min (3mL/min)
②10μL/min から 30,000μL/min (30mL/min)
③0.5ml/min から 500mL/min

の各流量レンジを≒1:100で選択(ユーザー様でレンジ変更可能)です。
(*流体の粘度や密度によってはレンジ幅が変更になるケースがあります)
ブロンコスト/マスフローのBlog 引用終了)

との記事から、「ふむふむ、内蔵しているのは miniCORI-FLOW だよね~」と察しは付きました。
従来のギアポンプで送る方式(下の写真と図参照ください)では、微小流量対応ができませんでした。

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【出典:ブロンコスト・ジャパン(株)】
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ギアポンプ+miniCORI-FLOWの動作フロー

そこで「液タンクをガスで圧送する方式+コリオリ式マスフローメーターで質量流量測定して、流量制御バルブをフィードバックコントロール」という形かと推測したのでした。

詳しい情報はまた後日お知らせしますが、微小流量を高精度で測定&制御するには、ただ上記の組み合わせをボックスに入れただけでは、難しいのです。
その辺りにノウハウがありそうな気がするので、アフターコロナになったら取材に行ってきますね。

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【新製品紹介】MEMSセンサータイプのコリオリ式マスフロー BL100シリーズ

久しぶりのEZ-Japan Decoのここでもうひと押し コーナーです!

 

ブロンコストは、従来のmini CORI-FLOWシリーズで、コリオリ式としては異例の微小流量化へ開発の舵を取ってきました。

 

これは大流量、プラント用がメインと思われてきたコリオリ式流量計の世界では、異端な出来事で、現時点で追従者はなかなかいない状況です。

従来のシリーズでの最小流量はM12ML120シリーズのフルスケール5g/hMFMで最小測定流量は0.05g/hMFCでの最小制御流量が0.1g/hでした。

これはコリオリ流量センサーをステンレスの細管で構成する上での最小流量と言ってよいです。

なぜならばこのレンジで使用するコリオリ式流量センサーの内径は既に0.25mmであり、これ以上のSUSの細管を独自の形状に曲げ加工してコリオリセンサーとして使用するのは不可能だと思えるからです。

 

miini CORI-FLOWのコリオリ式流量センサーの概略図を参照して下さい。

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<出展:youtube Bronkhorst チャンネル”mini CORI-FLOW Coriolis Mass Flow Meter, principle of operation”>


コリオリ式流量センサーの流量式を下図で示します。

既に本ブログでお馴染みの図ですね。

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回転系に発生する慣性力をコリオリ力として取り出す為に、振動系を構築すると、ある周波数で振動するU字配管に流体が侵入すると、その進路の垂直方向へコリオリ力が産まれます。

これには流体がある程度以上の密度が無い場合、流れによって生じるチューブの捻じれ振動数が、強制振動数に対してインパクトを生じないという弱点があります。

その為、微小流量の流体測定には、センサーチューブ自体の径を細くしていく必要があるのです。

ですが、前述の通りステンレス細管では既に限界と思えるサイズ要求であり、更なる微小流量用センサーを開発する上で大きな問題となっていました。

 

ブロンコスト社では、ここでMEMS技術を採用します。

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<出展:ブロンコスト・ジャパン(株)>

 
今までもMEMS技術で作られた流量センサーは数多くありました。

特に熱式ではMEMSセンサーが一つのムーブメントになったくらいです。

それに対してコリオリ式は、以前紹介したISSS社のものが先駆け的な存在ではあったものの、Decoの知る範囲では、今のところあまり存在していません。

  

今回、開発されたMEMSコリオリ式流量センサーは、BL100シリーズという新モデルに搭載されました。

 

新型MEMSセンサー搭載コリオリ式マスフローは更なる微小流量領域に踏み込み、マスフローメータで0.012 g/hのガスおよび液体の測定・制御を達成したとのことです。

これはどこの追従も許さないコリオリ式流量計としての最小流量記録をブロンコスト自身が塗り替えたことになり、すごいことだとDecoは考えています。

 

20191月末に催された国際ナノテクノロジー総合展、オランダ・ハイテク・パビリオンブースのブロンコストコーナーで日本初お目見えを果たしたBL100のデモ機を見せてもらいましたが、サイズ的には一般的なMFCのサイズなのですが、手に取った際のずっしりした重量感がすごく印象的でした。

今まで数多くのマスフローを手に取った経験があるDecoが、その重さに驚いたくらいなのです。

どうやらMEMS化したことで小型軽量化したコリオリセンサーへの外乱=振動影響を防ぐ為の工夫らしく、かなりの重量構造のフレームを採用しているようですね。

構造に関しては、情報が公開され次第、本ブログや計測技術誌の連載で取り上げたいと思っています。

 

 

現在、ブロンコスト・ジャパン()では、評価用デモ機を準備する用意があるとの事です。


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ただし、国産メーカーさんでよくあるような、「評価という名目でマスフローを1台、お客さんに置いていきますよ」ようなものではなく、お客様と守秘契約を結んだ上で最大6か月の評価貸出を行って頂き、その評価結果の開示が貸し出し条件になるとのことです。

 

興味を持たれた方は、Decoまでご連絡を!

早く実物の稼働風景を見たいものですね!

 

 

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BRIGHTはいいですよ!

今回ご紹介するのは、ブロンコスト社(Bronkhorst High-Tech B.V.)のマスフロー(マスフローコントローラ&マスフローメータの総称)用表示設定モジュール”BRIGHT"シリーズです。

EL-FLOW Prestige にBRIGHTを装着した写真 ↓
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<出典:ブロンコスト・ジャパン(株)>

「えー、これってマスフローに表示器が付いてるだけでは?」という第一声をよく聞くのですが、これが優れモノなのです。

BRIGHTは確かにマスフローの別付け流量表示&流量設定ユニットです。
ACアダプターに当たる”PiPS"とセット購入いただくことで、マスフローの瞬時/積算流量表示、瞬時/積算警報出力、流量設定(MFCのみ)が利用できるようになります。
つまり、マスフロー専用電源や表示器、設定器は不要になるのです。
マスフローという製品は、スタンドアロンで使えないイメージがあるのですが、このキットを使えば大丈夫です。

表示設定機能付きマスフローは他にもありますが、BRIGHTの優れたところはマスフローのボディと一体型ではないので、その分、大きくて美麗なTFT画面で視認性が非常に良い事、そして直観的な操作を可能にする、わかりやすいキー配置もよいところに挙げられます。

ブロンコストのマスフローほとんどに対応できることも大きなメリットです。
EL-FLOWシリーズのようなIP40対応、IN-FLOW,CORI-FLOWのようなIP65対応、それぞれに合わせたコネクター仕様が準備されています。
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<出典:ブロンコスト・ジャパン(株) 図作成:EZ-Japan>

そして何より大きな利点でありながら、お客様に認知されにくいBRIGHTの利点は、本体のマスフローとRS232通信で表示、操作の信号のやり取りをしている事です。
この事の恩恵は色々あります。
例えばアナログの表示器では面倒であったスケーリング変更作業です。
5000SCCM から 20.0SLMへのスケーリング変更は、表示器のフルスケール値や小数点位置を変える作業が必要でしたが、BRIGHTでは必要ありません。
マスフロー(もちろんブロンコスト製品に限ります)+BRIGHT+PiPS を接続して、100VACから給電すれば、通信が確保され立ち上がった時点で接続したマスフローの仕様を読み込んでBRIGHTは表示スケーリング作業をオートでやってくれるのです。

この説明をある先生の研究室でしたところ、「Decoさん!これは便利だね!!」と先生はすぐBRIGHTの利点に気が付かれました。
研究用途でマスフロをお使いの場合、研究室のすべてのマスフローが常時設置されて稼働している事は少なく、実験で必要な仕様(ガス、流量、圧力)に応じてマスフローを保管庫から出してこられて、それを表示器、設定器等のアクセサリーを接続されて使用されます。
そのマスフローの仕様に合った電源、流量表示器、設定器、ケーブルを用意しなくてはならず、もし何らかの理由で表示器が欠品していた場合は、基準電圧信号、例えば5VDCを入力してスケーリングをマスフローが30SLMならば、30.0という風に合わせこまなくていけませんでした。
こういった複数のアクセサリーの管理は煩雑になりがちです。

でも、BRIGHTは、IP40/IP65仕様でのコネクターの差こそありますが、そこさえ合っていれば極論すれば1台のBRIGHTを複数の違った仕様のマスフローに接続して、すぐ使い始めることができるのです!
これは定置型でないマスフローの使い方が多い研究室などや、工場でもラインに設置されたマスフローの点検校正に基準マスフローをお使いになるような用途では本当に便利な機能と言えます。
しかも、ブロンコストのマスフローをデジタル通信でPCと接続してできる機能のほとんどをBRIGHTで代行することができるのです。

BRIGHTシリーズの中でもB2とB4はオプション取付キットが充実しているので、下図のようにマスフローから離して配管に取り付けることも可能です。
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<出典:ブロンコスト・ジャパン(株) 図作成:EZ-Japan>

マスフロー自体が視認できない設置場所の場合に有効ですね。(延長ケーブルはRS232通信の関係で1m程ですが。)

マスフローの制御はPLC等で遠隔で行うのだが、現場で流量や警報の確認をしたいという用途でもお役に立ちます。
特にIP65対応のマスフロー(IN-FLOWやmini CORI-FLOW)とBRIGHT B3&B4の組み合わせなら、ある程度の粉塵防水性能を必要とされる現場でも使用可能です。

どうですか?
なかなかの優れもののBRIGHTシリーズ、お問い合わせはEZ-Japanまで!

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ISO/IEC 17025:2005認定 Bronkhorst® Calibration Centre


ブロンコスト・ハイテック(Bronkhorst High-Tech B.V.)は、EUでトップ、世界でも5本の指に入るマスフローコントローラ(MFC)、マスフローメータ(MFM)メーカーです。
ブロンコストの特長的なところは、マスフロー(MFC,MFMの総称)を製造するだけではなく、校正事業者としての側面もある事です。

しかもブロンコスト校正センター(Bronkhorst Calibration Centre; BCC)はオランダ認証機関(RvA)によりISO/IEC 17025:2005の認定を受けており、認証番号はK 127です。
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【出典:ブロンコスト・ジャパン(株)】

BCCの品質保証(QA)システム、校正方法、技術的能力が検査され、監査され、必要なすべての要件を満たしていることが証明されています。

*ISO/IEC 17025に関して

試験所・校正機関から出される試験結果、校正証明書が、「本当に正しいものなのか?」という疑問に対して、彼らが本当に正しい数値を出す能力があるかどうかを証明する国際規格がISO/IEC17025です。
試験所・校正機関の能力と品質を確認するには欠かせない規格として、支持されています。

ブロンコストは1981年の創業以来の長年に渡るガス用マスフロー(質量流量)・ボリュームフロー(体積流量)校正業務の経験をもとに、BCCを設立しました。


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【出典:ブロンコスト・ジャパン(株)】

*国際MRAに関して
オランダのRvAと日本のNITEとの間には、国際MRA(Mutual Recognition Arrangement)という多国間の相互承認があります。
国際MRA対応認定を受けている校正機関の出した校正結果=校正証明書は、相互に同等な証明書として扱う事が出来ます。
そのベースになるのが、ISO/IEC 17025なのです。
ISO/IEC17025を取得していることが、国際MRAを確かなものとすると言えるでしょう。


BCCは先ず2010年にガス流量校正サービス(調整を含む)の認定を得、流量範囲0.15 mln/min~6200 ln/minにおいて、新規および既存のブロンコスト製マスフロー及び校正装置の校正業務をカバーしました。
2014年にBronkhorst校正センターは新しい場所に移り、作業スペースが拡張されまたことにより、2015年にはブロンコストのコリオリ式マスフローメータ・コントローラmini CORI-FLOWの流量範囲1~200 g/h, 圧力メータ・コントローラEL-PRESSの圧力範囲2.5 kPa~40 MPaの校正に対応致しました。


現在は流量(気体、液体)圧力認定校正事業者として、活動しています。
もちろん認定校正事業者ですから、その対象はブロンコスト製マスフローに限らず、BCCは体積流量(気体、液体)メータと他社製マスフローのガス流量校正にも対応しています。


流量計(マスフロー)メーカーであり、かつ校正事業者でもあるということは、それだけ流量の信ぴょう性(トレーサビリティ)に関する真摯な取り組みを行っているメーカーだという事です。
日本ではあまり知られていない事柄なので、今回はピックアップして記事にしてみました。

EZ-Japan ここでもうひと押し by Deco




EZ-Japan(イージージャパン)Deco こと 黒田です。 2014年6月開業です。流体制御機器マスフローコントローラーを中心に”流体制御関連の万(よろず)屋”として情報発信しています。 日本工業出版「計測技術」誌で”マスフロー千夜一夜物語”の連載中です。
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