皆でこの困難な状況を乗り越えていきましょう!
添加する成分の違いにより、ハステロイB、ハステロイC等の種類がありますが、半導体ではクロムやモリブデン等の含有量を増やしたハステロイC-22が使われることが多いですね。(下表)
これは高温下の機械的強度が高く、硫酸や硝酸、塩素などの酸化性雰囲気でも優れた耐久性を誇るという評価があるからです。
加工切削は大変難しく、非常に高価な材料ですが、溶接性は良好です。
その特性がメタルシールタイプ熱式センサーチューブのような部分的に高温となる部位の材料として選ばれる理由なのです。
また、メタルシール構造にするには、メタルOリング or CリングをSUS316L材のボディとセンサーベースで挟み込む必要があります。
センサーチューブをそのままメタルシールにする訳にはいかないので、どうしてもセンサーチューブとセンサーベースを溶接しなくてはいけなくなります。
その際、ニッケル合金ハステロイC22を異材溶接するにはTIGなどの手法が必要になります。