EZ-Japan BLOG since 2017 真・MFC千夜一夜物語

EZ-Japanブログは、真・MFC千夜一夜物語という流体制御機器=マスフローコントローラ(MFC)の解説記事をメインに、闘病復帰体験、猫達との生活が主なコンテンツです

流量制御

【再掲&追記】ブロンコスト 無料ウェビナー開催!「食品業界における流量の計測と制御」

5/31の記事の再掲載と一部追記です。

ブロンコスト 無料ウェビナー「食品業界における流量の計測と制御」が、
いよいよ6/29(火)15時~ 開催となります。

皆さんの積極的な申し込みのお陰でアジアでは日本からの参加が、一番多いそうですよ!
「英語でのウエビナーだよねぇ・・・」と不安で躊躇されているな方!
大丈夫です。「同じ英語を第2言語として学んだオランダ人の英語はわかりやすいのです。」なんて書いてるDecoも、実は聞き取りにはあまり自信がありませんから・・・

Decoのことはさておき、予備知識として、以下リンク先をご参照頂ければと思います。
これらをご一読頂いていればかなり内容を把握頂けるのできるのではと思います。

ブロンコスト/マスフローのBlog より




 是非お気軽にご参加下さい。

++++++++++++++++++以下再掲載++++++++++++++++++

ブロンコスト・ジャパン(株)からウエビナーのお知らせです。
<以下ブロンコスト/マスフローのBlogより引用>

ヨーロッパの食品・飲料業界の製造プロセスで、ブロンコスト製品はいろいろ使われております。
-グミの味や色の調整
-チョコレートのフレーバー添加
-ソフトクリームのエアレーション
などなど・・・

今回Bronkhorst本社にてこの食品・飲料業界向けに、
2021年6月29日15:00より無料ウェビナー「食品業界における流量の計測と制御」
を開催する事になりましたのでお知らせ致します。

210601_01
<出展:ブロンコスト・ジャパン(株)>

チョコレート菓子業界におけるフローコントロール、食品のエアレーション、
飲料におけるガスドージングなど、いくつかのお客様のケーススタディをもとに、
食品・飲料業界における低液流・ガス流の計測・制御について詳しくご紹介します。 
登録は無料です。

リンク:https://www.bronkhorst.com/int/webinars/

リンク先をクリックし、以下項目を入力orチェック頂ければ、
どなたでもご参加頂けます。
210601_02

<出展:ブロンコスト・ジャパン(株) 追記:EZ-Japan >
Webinarは英語での説明となりますが、日本とヨーロッパでは製造プロセスへのアプローチに違いが多く、非常に合理的でいろいろ勉強になることが多いです。
是非お気軽にご参加下さい!

ご参加後、ご質問などございましたら、ブロンコスト・ジャパン㈱までお問合せ頂ければと思います。

<引用終了>

食品とマスフローって、あまりなじみがないような気がしますが、実は職人さんの経験に基づく手仕事である”味”の再現をマスフローが流体を正確に流量測定&制御する事で、安定して実現できるんです!
Decoの経験だと、上にも書いてありますが、ソフトクリームに空気を適量混ぜる事(エアレーション)で、あの舌の上でとろける絶妙な風味を再現することができるということで、その製造装置のマスフローコントローラー(MFC)を採用頂いたことがあります。

是非皆さん、ふるってご参加下さい。
英語でのウエビナー、ということで躊躇される向きもあるかもしれませんが大丈夫です。
同じ英語を第2言語として学んだオランダ人の英語はわかりやすいのです。

EZ-Japan ”Deco””こと 黒田 誠

MFCのKv値(Cv値)を聞いても意味がありません

徒然日記なのですが、本人が思ったより扱いが難しくて、そのまま放置していました。

本音をぼやくと言いながら、いやいやなかなか難しいものだなぁと・・・

 

さて、流体制御システムを組まれる方ならバルブ関連の用語 Kv もしくは Cv という言葉を御存知かもしれません。

本ブログでも、MFC豆知識“【用語解説】Cv値とKv値” で解説しています。

 

ここの最後の文で、
“でも、マスフローコントローラ(MFC)の場合、これらの容積係数の分だけ必ず流量が取れるわけではないので、そこのところは要注意です。”  
と書いたのですが・・・

この後も結構、聞かれることが多いのです。

それも、流体制御の初心者ではないような方々から・・・

 

これは書こうかなと思ったので、ここで簡単にお話ししておきます。

 

MFCKv値(Cv値)を聞いても、意味はありません!」

 

全く意味はない事はないのですが、それはMFCを全開にしてパージするときくらいで、それすらソレノイドアクチュエーターのMFCなら、経時的にコイルから発熱が大きくなることで、アクチュエーターの推力がダウンするので、やはり正確な値とは言えなくなります。
ピエゾの場合は、熱へ変換される事がほとんどないのでいいのですが、そもそもリフト量が小さいアクチュエーターなのでバルブ全開モードでもそのKv値(Cv値)分で流せる流量はたかが知れています。

パージが必要ならば、かならずMFCをバイパスする配管を設置してください。

 

では、通常制御時になぜKv値(Cv値)の情報が役に立たないか?というと、先ほどの文章に答が書いてあるのですが、MFC通常流量制御時はKv値(Cv値)よりはるかに下の流量レンジで制御しているからです。

 

「では、この設定流量時のKv値(Cv値)なら出せるだろう!」


と、お聞きになる方もおられます。

出せない事はありませんが、やはりあまり意味はないかと・・・

MFCに搭載される流量制御バルブは、ある電圧信号VS開度での流量曲線を示す比例制御弁、電動モーターバルブとは異なった配管制御部品です。

異なるのは構造のことではなく、その役割の事です。

 

あくまで流量センサーからの流量信号(PV値)と設定信号(SV値)を比較し、それらが同値になるようバルブ制御信号(MV)を可変させるのがMFCなので、MFCの役割は流量を制御する事であり、そこに搭載されている流量制御バルブに求められるのは、ある値のバルブ制御信号を得たら器差なく同じKv値(Cv値)になるようにそれを制御する事ではないからなのです。

 190624_02

 

MFCMFCの中で調整計をもっており、自身でフィードバック制御をするものであること、
MFCPID制御を活かしたまま、外部からPID制御でSV値を与えて制御しようとする間違いをおかした際にも直面する理屈なのですが、MFCが何たるか?を、理解いただく上で一番重要なところです。

 

マスフロー徒然日記 by Deco EZ-Japan

EZ-Japan(イージージャパン)Deco こと 黒田です。 2014年6月開業です。流体制御機器マスフローコントローラーを中心に”流体制御関連の万(よろず)屋”として情報発信しています。 日本工業出版「計測技術」誌で”マスフロー千夜一夜物語”の連載中です。
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