そして今やその両方の機能を備えたブロンコスト(Bronkhorst High-Tech B.V.)のFLEXI-FLOW Compactのような製品も世の中に出現するようになったことからも、MFCの未来はAFCとしての流量制御機能とAPCとしての圧力制御機能をプロセスに応じて使い分ける方向へと向かっているようにDecoには思えるのです。
次回からはまずMFCとAPCの関係を改めて解説していきましょう。
EZ-Japanブログは、真・MFC千夜一夜物語という流体制御機器=マスフローコントローラ(MFC)の解説記事をメインに、闘病復帰体験、猫達との生活が主なコンテンツです
第6話がロストしていたようです。
おそらくブログ移転等で問題が生じていたのかもしれません。
ご指摘いただきまして、ありがとうございました。
(一社)セーフテクノロジー&EZ-Japan Deco
前回いきなり修羅場となったMFC君ですが、愛憎の行方はいかに?
MFC君の言い訳を聞いてみましょう。
被告人、MFC君 前へ!
検察”あなたが質量流量単位ではなく、体積流量単位を使う理由は?”
MFC「だって流量を10g/minって書かれてもぴんとこないと言われて・・・」
検察”あなたの使う体積流量単位SCCMのスタンダード=0℃である理由は?”
MFC「最初からそうだったのです・・・それが当たり前だと思っていました・・・」
歯切れの悪い回答ですね。
では、弁護人Decoがご説明しましょう。
まず、体積流量単位を使用している理由ですが、これは敢えて慣習を重んじていると言う事になります。
確かにcc、Lという単位の方が「流れ」の単位として定着しており、使う方に馴染みがあります。
もし何グラムの窒素を流して・・・と言たら、どうも頭の中でピンとこないものです。
使用される側=ユーザーが慣習上使いやすい単位で表しているという事ですね。
次にスタンダード温度ですが、SCCMというSI単位系にないこの流量単位はある意味、業界各社の個々の判断にゆだねられて運用されて来ました。
その為、ある業界ではスタンダード=0℃で定義し、その他の業界では20℃で定義していたりします。
便宜上使われてきた単位で、公的な基準として管理されていないが故に、各々にとっての「標準」状態を定義可能になってしまうのです。
だから、0℃でも20℃でもないスタンダードも実は存在しています。
現在ではスタンダード=0℃とは定義しているメーカーが多いのは事実です。
ですが、MFCを選定される際は、このポイントを留意いただいて、各社のスタンダードを確認していただいた方がいいと思います。
なぜならスタンダードが0℃と20℃の差はそのまま現実に測定、制御される流量の差になるからです。(273+20)/(273+0)=なんと7%強の差となれば、カタログに載っている「精度」の保証値なんか吹っ飛んでしまう差になりますから・・・
しかし、MFC君はどうも基本のところから「慣例で」「前からやっていたから」的な言い訳が出てきますね。
外見の堅い直方体なルックスとは異なり、歯切れの悪い言い訳から中味は優柔不断なイメージです。
「やはりMFCは完全な「質量流量」を測定している訳でも無く、そもそも「計測器」じゃないから、運用がフレキシブル、悪く言えば万事適当なところがあるのです。」と、爆弾発言して、次回へ続きます。
【あなたにMFCの夜が来る~真・MFC千夜一夜物語】 by Deco EZ-Japan

